私たちは公共施設やオフィスビル、工場といった様々な大規模案件を数多く請け負っています。特に、名古屋駅周辺の高層ビルはほとんど手掛けており、地域のランドマークとなる建物に携われることが、当社の社員の誇りです。
また、左官の仕事は様々な場所を施工しますが、当社は基礎工事や床の施工に関わることが多く、建造物の根幹に関わる重要な仕事を行っています。建物の工法が変わっても、構造体にコンクリートやモルタルなど、セメントを主材とする仕事は必ず必要となります。だからこそ、私たちの仕事はこの先も社会から変わらず必要とされる仕事なのです。
作業を終え、建物が完成したら、私たちの仕事は完了ですが、それで「終わり」とは考えていません。お客様にお引き渡しした後も製造責任があり、最低でも瑕疵担保期間中は保証するのは当然のことです。さらに、その期間が過ぎても、利用者に安全・快適に、そして長期間にわたって使っていただいてこそ価値があると、私たちは考えています。例えば、大規模アミューズメント施設の駐車場の仕事を請け負った時、コンクリートの床の表面がクルマの荷重や摩擦に耐えられるものを作らなければいけないと考えて、会社の裏の小規模な駐車場で、同じ材料で、耐久検証を行っています。ここまで徹底しているから、大手ゼネコンの施主様に信頼していただけるのです。
新築の案件だけでなく、古くなった建物の復元や補修も請け負います。その中には、重要文化財に指定されている貴重な建物もあります。名古屋市の市政資料館や桑名市の諸戸家住宅の補修も当社で請け負いました。こうした重要文化財の補修では、当時の材料や工法まで指定されるため、当時の左官職人の技を学ぶいい機会になっています。こうした過去の貴重な財産を未来に残し、昔から伝わってきた技術を受け継ぐことも私たちの使命です。