施工管理の仕事内容

当社が行っている左官の仕事とは「建物の化粧をする仕事」です。多種多様な鏝（こて）やローラーを使って床・壁・柱・窓枠・階段などを仕上げていきます。施工管理は、技能スタッフが十分に能力を発揮できるように、日常業務に対して、現場入場の補助や材料の手配など様々なサポートを行う仕事です。また、自社で行う工事において、現場の安全・品質・スケジュール・予算を管理し、お客様の期待にも応えていきます。お客様（大手ゼネコン）と打ち合わせを行い、見積を作成・提示。契約に至ったら、作業計画を立てて作業者を決め、材料の手配も行います。工事開始後は、安全・品質・スケジュール・予算の管理や周辺環境のチェックを行い、引き渡し・精算まで責任を持って現場を見届けます。常に現場の最前線に立ち会い、現場のけん引するやりがいを感じながら仕事ができることが、施工管理の仕事の魅力です。

入社後は、当社施工中の工事現場に常駐して、工事管理担当者及び職長の日常管理業務の補助からお願いします。具体的には下記のような業務内容です。
・技能スタッフへの各種サポート
・工事現場での新規入場時の受入れ
・作業間連絡調整会議の出席
・災害防止協議会への事業主代理出席
・作業日報の内容確認及び集計
・技能スタッフまたは材料手配受け入れに関する補助業務
・安全衛生にかかる現場パトロール
・安全書類作成における補助業務
・請求書作成における補助業務

当社の施工管理の特徴

当社の施工管理は、営業的な役割も担います。打合せから引き渡しまで、お客様との窓口としてやりとりを重ねる中で、「任せて安心」と思っていただける存在になり、次も当社を指名していただくようにつなげることが、当社の施工管理の特徴です。

おもな1日のスケジュール

8時に出社。お客様との連絡や見積作成、手配業務などの社内業務を行います。午後は、お客様との打合せや、担当する現場の巡回などの社外業務。帰社後は報告書作成などの事務業務や翌日の準備を行い、18時頃終業です。

スケールの大きな現場

駅前の“顔“となる高層ビルをはじめ、自動車メーカーや発電所の施設、総合大学の講義棟など、当社では主にスケールの大きな現場を手がけています。
 私たちの仕事は、床を平らに仕上げたり、壁・柱・梁のコンクリート面をセメントと砂を水で煉り合せたモルタルで美しく成型したり、塗装やタイルが貼れるように形成します。また、お客様によっては、石灰で作られた漆喰や珪藻土の仕上げをボード面に要望されることもあります。 大がかりな現場だけに広大で、工期も長くかかりますが、その分、完成すると大きな達成感があります。地図に載り、身近な人にも誇れる仕事です。

歴史ある文化財を修復

昭和5（1930）年に建てられた名古屋市公会堂の改修工事では、屋上の外装修復に携わりました。そのほか、三重県桑名市にある大正時代建築の名家をはじめ、さまざまな文化財の修復を手がけています。
修復は失敗すれば取り返しがつかないため、確かな技術力がなければ任されません。私たちがいくつもの文化財の修復を依頼されるのは、その技術力が認められている証拠と言えます。
事実、歴代の社員には、長年その道をきわめた人に国が授ける“瑞宝単光章” （ずいほうたんこうしょう）などの勲章や、顕彰状を受けた人も複数います。現在活躍中の受章者は、若手も普通に話せる身近な存在。これから入社する人も彼らから学び、文化財修復に貢献できるチャンスがあります。

施工管理としての採用の場合は、2級施工管理技士や1級施工管理技士を目指しながら、現場を任される監督者としてステップアップを目指すことができます。
また、労働安全衛生法関連については、随時取得研修を受講し、有資格者を目指していただけます。